
ひじきは海藻の一種で、日本では古くから煮物などにして食べられてきました。
一般的に販売されているものは乾燥されたものがほとんどで、日本では長崎県や三重県、鹿児島県などが産地となっていて、100%が天然物です。
ひじきを食べるとどんな効能がある?

ひじきの栄養成分
栄養成分としては、ナトリウム・カリウム・カルシウム・マグネシウム・リン・鉄分といったミネラル、
レチノール・カロチン・ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンCといったビタミン、そして食物繊維が豊富に含まれています。
特にカルシウムの含有量がとても多いのが特徴です。
また、カルシウムを効率良く働かせるために必要な「マグネシウム」が、素晴らしいバランスで含まれています。
ひじきの効能
効能としては、骨を丈夫にする・解毒作用がある・口内炎を防ぐ・血圧を下げる・自律神経失調症を改善させる ・体全体の生理機能を正常化にする・動脈硬化を防ぐ・老廃物の排泄を促進させる・髪の毛や肌をキレイに保つ ・血行を促進する・貧血の予防など、ひじきの栄養成分にはたくさんの効能があります。
ひじきの煮物の調理方法
ひじきを使った代表的な料理として、ひじきの煮物があります。
昆布と鰹節で出汁をとり、よく戻して水を切ったひじきを油を熱した鍋で炒めた後に、出汁を入れふたをして中火で10分ほど煮込みます。
そこに、千切りにした人参と油抜きをして細かく刻んだうす揚げ、砂糖・醤油・みりんを入れて更に煮含めれば出来上がりです。
相性の良い食材
ひじきと相性の良い食材は乾燥シイタケ、鶏のささみ、魚介類、乳製品、豆類などがあります。
オーソドックスな煮物にプラスして、これらの食材を使用すると、ひじきの栄養成分を効率良く吸収することができます。
煮物の他には、炒め物や揚げ物など、幅広い調理で美味しくいただくことができます。
その他
乾燥ひじきは水で戻す場合がほとんどですが、早く戻したい時は50℃以下のお湯で戻しても栄養成分には変わりありません。
50℃を超えたお湯を使うと、栄養成分が流れ出てしまうので注意が必要です。
ひじきのレシピ
『ブラックサラダ』黒い食材で真っ黒に!|シェフ三國の簡単レシピ
【材料】
ひじき 80g
10種ミックス(豆と雑穀) 1袋
黒胡麻 大さじ1
黒胡麻ペースト 大さじ2
ミックスリーフ 1袋
塩 適量
こしょう 適量
【手順】
- ひじきは水で戻しておく。
- ボウルにミックスリーフ以外の材料を入れ、塩、こしょうで味をし、全体をざっくりと混ぜ合わせる。
- 皿にミックスリーフを敷き、盛りつける。
- シンプルな塩味でも、お好みのドレッシングでも!
ほしひじきの成分(100g当たり)
一般成分 | 含有量 |
---|---|
エネルギー | 149 kcal |
水分 | 6.5 g |
たんぱく質 | 9.2 g |
脂質 | 3.2 g |
炭水化物 | 58.4 g |
無機質 | 含有量 |
---|---|
ナトリウム | 1,800 mg |
カリウム | 6,400 mg |
カルシウム | 1,000 mg |
マグネシウム | 640 mg |
リン | 93 mg |
鉄 | 6.2 mg |
亜鉛 | 1.0 mg |
銅 | 0.14 mg |
マンガン | 0.82 mg |
ヨウ素 | 45,000 μg |
ビタミン | 含有量 |
---|---|
ビタミンA βカロテン | 4,400 μg |
ビタミンB1 | 0.09 mg |
ビタミンB2 | 0.42 mg |
ビタミンB3 ナイアシン | 1.8 mg |
ビタミンB6 | 0 mg |
ビタミンC | 0 mg |
ビタミンE αトコフェノール | 5 mg |
ビタミンE γトコフェノール | 0.4 mg |
葉酸 | 93 μg |
パントテン酸 | 0.3 mg |