食材の栄養成分と効能を解説┃栄養ガイド

昆布の栄養成分や効能と健康面のメリット・デメリット

約7分
昆布の栄養成分や効能と健康面のメリット・デメリット

昆布は昔から体にいいとして大変重宝されてきた食材の一つです。

これに含まれている栄養成分として、最初にあげられるものはミネラルですが、その量は万能食品として知られている「牛乳」よりもはるかに優れており、およそ23倍と言われています。

そして、カルシウムはおよそ7倍、更に鉄分においては驚くべきことに約39倍もの量が含まれているのです。

また、昆布に含まれるミネラルは、他食材のミネラルよりも体内への吸収率が大変高く、その8割が吸収されると言われています

それでは、先に昆布の健康に関するメリット・デメリットを挙げておきます。

昆布のメリット

  • 疲労回復
  • 美肌・美髪・美爪・美ボディ効果
  • 脂肪燃焼・ダイエット効果
  • イライラ予防
  • 便秘解消
  • 糖尿病予防
  • 骨粗しょう症予防
  • 頭の回転を良くする
  • 動脈硬化予防
  • 心臓病予防
  • 脳卒中予防

昆布のデメリット

  • 過剰摂取で甲状腺の機能が低下
  • 妊娠中は胎児の健康に影響する可能性

昆布を食べるとどんな効能がある?

昆布の効能と栄養素

昆布の効能には様々なものがありますが、その中の一つに、疲労を回復させるという効能があります。

これは、ビタミンB1やビタミンB2の栄養成分によるもので、疲労を回復する働きがあるのです。

ストレスを常に感じているという人や疲れやすい人は、昆布を食べることで、それが和らぎます。

また、髪や爪がぱさぱさしているという時や、肌荒れが気になるとき、口内炎があるときにも効果的で、これらの症状を緩和させます。

アルギン酸で動脈硬化を予防

昆布には、アルギン酸という栄養素を特に多く含まれており、日本人が過剰に摂取してしまう塩分を取り除いてくれます

高血圧な方にもおすすめで、昆布を食べる事で脳卒中や心臓病、動脈硬化などを予防してくれます。

他にもアルギン酸には、コレステロールを下げたり、脂肪の燃焼を促して肥満を防ぎますのでダイエットにも効果的です。

ヨウ素で美肌や美ボディに

昆布のヨウ素から作られる甲状腺ホルモンは、新陳代謝を良くしてくれて肌・髪・爪の美しさを保ってくれるとされています。

しかし、食べ過ぎてしまうと甲状腺の機能低下にもつながるので摂りすぎには注意しましょう。

水溶性食物繊維で便秘解消

別名で難消化性デキストリンと言いますが、便秘解消にも効果が抜群です。

ブドウ糖の吸収が遅くなり、血糖値の上昇を抑えますので糖尿病予防にも効果があります。

ミネラルで骨粗しょう症を予防

冒頭にも述べましたが、昆布のミネラルは牛乳よりも鉄分やカルシウムが非常に多く含まれており、体の組織を作る上でも欠かせない成分がしっかりとあります。

他の食品のミネラル成分と比べて、昆布に含まれるミネラルは身体への消化吸収率が高くなっており、約80%も体内に吸収されるとされています。

昆布の特徴

昆布の特徴

昆布は、栄養学的にも身体にとっても良い食材です。

現代の食生活は、加工品などが多く酸性になりがちですが、トップクラスのアルカリ性食品である昆布を食べる事で健康な身体になる理想的な食材です。

昆布の表面の白い粉は?

時おり、昆布の表面の白い粉を、汚れやカビであると勘違いしてしまう人もいますが、これはそのようなものではありません。

これは大切なうまみ成分であり、炭水化物の一つなのです。

この白い粉は、甘みを感じることができる非常に重要な成分なので、落としてしまってはそのうまみを無駄にすることになります。

したがって、昆布を使用するときには、濡らした後に固く絞った清潔な布巾で、その表面を拭く程度でいいのです

カルシウムも豊富

昆布はカルシウムを豊富に含んでいることから、骨を丈夫にする効果もあります。

骨を丈夫にすることで骨粗鬆症の予防にもつながるので、小さい子供から高齢者にまで適しています。

また、イライラを落ち着かせる効果もあります。

頭の回転がスムーズに

また、昆布はアルギニン酸という栄養成分も含んでいることから、頭の回転をスムーズにさせることができます。

記憶力を良くするとされる「DHA」を多く含有している「魚」と一緒に食べることで、さらにその効果を発揮します。

昆布の成分(100g当たり)

一般成分含有量
エネルギー145 kcal
水分9.5 g
たんぱく質6.0 g
脂質1.3 g
炭水化物64.5 g
無機質含有量
ナトリウム2,600 mg
カリウム6,100 mg
カルシウム780 mg
マグネシウム530 mg
リン180 mg
3.2 mg
亜鉛1.0 mg
0.11 mg
マンガン0.21 mg
ヨウ素200,000 μg
ビタミン含有量
ビタミンA
βカロテン
1,600 μg
ビタミンB10.26 mg
ビタミンB20.31 mg
ビタミンB3
ナイアシン
1.5 mg
ビタミンB60.03 mg
ビタミンC29 mg
ビタミンE
αトコフェノール
2.6 mg
ビタミンK110 μg
葉酸240 μg
パントテン酸0.35 mg

昆布を使ったレシピ

昆布水のレシピ

昆布には、うまみ成分の「グルタミン酸」が含まれているので、美味しいと感じる塩分濃度が低くなります。

つまり減塩しつつも美味しく食べれると同時に、グルタミン酸の成分が胃腸の働きを良くしてくれて過食を防いでくれるのでダイエットにも効果的です。

昆布水で血圧調整とダイエット

テレビや雑誌でも昆布水を取り上げられる事が多くなってきましたね。

栄養豊富な昆布を水につけ置くだけという手軽に出来る昆布水。

簡単にですが昆布水の作り方を解説します。

昆布水の作り方

  1. 昆布を容器に入るサイズに切って、表面の汚れを布巾や流水で落として下さい。
     ※昆布に切り込みを入れる事でより栄養成分が出て効果的です。
  2. 蓋のできる容器に昆布と水を入れて、冷蔵庫で一晩寝かせます。
  3. 昆布を容器から取り出して完成。大体3日程度は保存が可能です。

注意としては、ヨウ素が含まれておりますので、過剰摂取をした場合に甲状腺機能の低下や、妊娠中は胎児に影響が出る可能性もありますのでご注意下さい。

昆布の佃煮でご飯のお供に

  1. 繊維を断ち切るように4cm程の長さのせん切りにして下さい。
  2. お鍋にせん切りにした昆布と、しょうゆ(大さじ2)・酒(大さじ2)・砂糖(大さじ2)・水(1/2カップ)・梅肉(5g)を入れて混ぜる。
  3. 中火にかけて、煮立ったら落としぶたと鍋ぶたをしてから弱火で15分煮る。
  4. ふたをとって、汁気がなくなるまで煮つめて、炒り白ごまを加えて完成。

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