
こんにゃくの主成分は、グルコマンナンという糖質の一種です。
それから作られたこんにゃくは97%が水分ですが、もちろん栄養成分であるグルコマンナンが含まれていています。
その他にも、体内吸収率の高いカルシウムに、肌を潤す効果のあるセラミドまで含まれています。
それでは、先にこんにゃくの健康に関するメリット・デメリットを挙げておきます。
こんにゃくのメリット
こんにゃくのデメリット
こんにゃくを食べるとどんな効能がある?

グルコマンナンは腸に効果的
グルコマンナンは繊維質が主成分であり、消化吸収されにくい多糖類なので、胃を通過して腸の老廃物を排出してくれるという効能があります。
また、細菌の繁殖を防ぐ効果もあり、便秘の解消に役立ちます。
腸は第二の脳と言われており、健康維持の為の重要な器官です。
グルコマンナンは、腸の正常な機能を保つ為に、大きな役割を果たしてくれるのです。
また、ラットの実験では肝臓に含まれているダイオキシンを排出させてくれる効能まで確認されています。
これは、グルコマンナンによって小腸と肝臓の間を行き来しているダイオキシンを吸着し、便とともに排出する働きがあることを意味しています。
コレストロール値を正常にする
食物繊維のグルコマンナンには、コレステロール値を下げるという効能があります。
また、コレステロールと共に、中性脂肪の上昇も防ぎます。
これにより、コレステロール値の上昇が要因となって引き起こされる、動脈硬化を防ぐことができます。
糖尿病の食事制限に
こんにゃくはノーカロリーなので、糖尿病の食事制限に用いることがお勧めです。
ホルモンの分泌を促すという生理作用も確認され、糖尿病の予防にも効果があることがわかりました。
満腹感が得られることが最大の魅力ですので、メタボリックに悩む方の肥満対策にも効果が高いです。
肌にも良い!
栄養成分として含まれるセラミドによって、肌の修復を助け、潤いを保つという女性にとって嬉しい効能もあります。
若い人達の間では、ダイエット等のヘルシー食品としての認識が高いこんにゃくですが、これだけ多くの栄養成分を持ち合わせており、あらゆる病気の予防や健康維持に高い効能を示す、素晴らしい食品なのです。
これほどまでに多くの栄養成分を含んでいて、効能の高い加工食品は他にはあまり見当たりません。
昔の人は、このような細かい栄養成分までは知らない状況の中、「腸の砂おろし」と言って、こんにゃくが腸の老廃物を排出してくれることを理解していたのです。
こんにゃくは非常に淡白な味なので、味付け次第でどのようにも変化させることが出来ます。
今まであまり食べていなかった方にも、今一度こんにゃくの素晴らしい効能を理解し、普段の食生活に取り入れて頂きたいものです。
こんにゃくのレシピ
マジでこれだけ食ってれば痩せる、たった70円で大満足の超低糖質レシピ【超痩せステーキ】
【材料】
こんにゃく200ℊ
バター10g
ニンニク1/2片
酒大さじ1
しょうゆ大さじ1
みりん大さじ1
味の素5振り
砂糖2つまみほど
黒胡椒適量
★味変でタバスコ
【手順】
- 蒟蒻2キロは隠し包丁を入れて8等分し、湯がいて臭みを取る。
- バター50gと大蒜半玉スライスを炒め蒟蒻入れて炒め醤油味醂各150cc、酒100cc、砂糖大さじ2、味の素小さじ1強入れて炒め煮。
- 仕上げに黒胡椒、こんにゃくステーキ。
- こんにゃく200ℊはぬるま湯で洗って隠し包丁を入れて8等分する。
- バター10gとおろしニンニク1/2かけ分を炒めこんにゃく入れて塩コショウし炒め、しょうゆみりん酒各大さじ1、砂糖少々、味の素少々入れて炒め煮。
- このままでも旨いけど一度冷ますと味入ります。
精粉こんにゃくの成分(100g当たり)
一般成分 | 含有量 |
---|---|
エネルギー | 5 kcal |
水分 | 97.0 g |
たんぱく質 | 0.1 g |
脂質 | 0.1 g |
炭水化物 | 2.3 g |
無機質 | 含有量 |
---|---|
ナトリウム | 10 mg |
カリウム | 33 mg |
カルシウム | 43 mg |
マグネシウム | 2 mg |
リン | 5 mg |
鉄 | 0.4 mg |
亜鉛 | 0.1 mg |
銅 | 0.02 mg |
マンガン | 0.02 mg |
ヨウ素 | 0 μg |
ビタミン | 含有量 |
---|---|
ビタミンA βカロテン | 0 μg |
ビタミンB1 | 0 mg |
ビタミンB2 | 0 mg |
ビタミンB3 ナイアシン | 0 mg |
ビタミンB6 | 0.02 mg |
ビタミンC | 0 mg |
ビタミンE αトコフェノール | 0 mg |
ビタミンE γトコフェノール | 0 mg |
葉酸 | 1 μg |
パントテン酸 | 0 mg |
こんにゃくのおすすめの食べ方

こんにゃくは、元は水に溶ける水溶性食物繊維なのですが、板こんにゃくになる過程で凝固剤を使用しているため、水に溶けない不溶性食物繊維となります。
腸内で水分を吸って、カサが増して満腹感を得る効果が大きな魅力なので、食事の最初に食べると過剰な食べすぎを防ぐことが出来ます。
置き換えダイエット
こんにゃくを利用したダイエットで有名なのが、置き換えダイエットですね。
ダイエット目的でなくても、1日3食のうち1食をこんにゃくに変えるだけで、身体の中にある様々な細菌を排出してくれますし、肌に潤いを与えて乾燥などからも防ぎます。
健康的なスタイルにもなれる、素敵な食材ですね。
おでんで味変してみよう
こんにゃくは、刺身こんにゃく・味噌田楽など食べ方は色々ありますが、中でもおすすめなのが「おでん」です。
田楽は味噌のカロリーが高くなってしまいますし、おでんの煮物は砂糖が多く必要とされるのが少し難点です。
おでんなら、あっさりとしたダシで煮てあげれば栄養価がとても高いので是非お試しあれ。