
キャベツには、ビタミンCが非常に多く含まれています。
他の野菜よりもその含有量はずば抜けていて、大きめの葉を2枚から3枚ほど食べるだけで、一日に必要なビタミンCの摂取量をまかなえると言われています。
キャベツに含まれるビタミンCは、細胞の酸化を防ぎ免疫力を高めてくれる効能があるので、風邪の予防に効果を発揮してくれます。
キャベツを食べるとどんな効能がある?

ビタミンU
また、ビタミンUという栄養成分があるのも見逃せないです。
胃壁の粘膜を強くしてくれて、胃壁に傷がつくことを防いでくれます。
胃炎や胃潰瘍など病気からも守ってくれます。
さらに、ビタミンUには肝機能を高める効能があります。
肝臓は人間にとって非常に重要な臓器ですが、ビタミンUのタンパク質や脂肪の代謝を高める作用によって、肝臓の働きを高めてくれます。
肝機能が正常であれば、アルコールの解毒やコレステロールが異常に分泌されることを防いでくれます。
その他の栄養成分
ビタミンU以外にも、肝臓の解毒作用を高める成分のグルコシノレートという物質が、キャベツには含まれています。
このグルコシノレートは血液をさらさらにしてくれる効果があります。
他にもカリウムには、体内に蓄積された余分な塩分を排出してくれる役割があったり、豊富に含まれる食物繊維には、肥満の解消やコレステロールの排出に効果がありますし、ビタミンKとカルシウムには骨の強度を上げてくれる働きがあります。
キャベツには豊富な栄養成分が含まれていながら、カロリーは低いので肥満改善に適している野菜と言えます。
栄養成分を効率よく摂取するには?
キャベツの効能を無駄にせず摂取するには、調理の仕方に工夫をすることです。
ビタミンCやビタミンUは熱に弱いので、基本的には生で食べることが推奨されます。
しかし、たくさんの量を食べたいならスープなどに入れるのもいいですが、加熱するとキャベツの栄養成分がスープに溶け出してしまうので、残さず煮汁は飲むようにすることです。
酢をかけて生で食べると、効率よく栄養成分が摂取できます。
キャベツのレシピ
『キャベツのラザニア風』旬の春キャベツを楽しむ!|シェフ三國の簡単レシピ
【材料】18cmパウンド型(880ml)
キャベツ 4枚
玉ねぎ 半個
サーモン 300g
ディル 少々
[ベシャメル]
バター 30g
小麦粉 30g
牛乳 2カップ
粉チーズ 適量
塩、胡椒 適量
オリブオイル 小さじ2
【準備】
- キャベツの葉は茹でて、ざっくり刻む。
- 玉ねぎは薄切りにする。
- サーモンは一口大にカットする。
- オーブンは180℃に温める
【手順】
- フライパンにオリーブオイルを熱し、玉ねぎ、サーモンを炒める。塩、胡椒で味をする。一度取り出す。
- そのフライパンで、ベシャメルソースを作る。
- テリーヌ型にクッキングシートを敷き、具材を重ねて詰めていく。
- 180℃のオーブンで30分焼く。
キャベツの成分(100g当たり)
一般成分 | 含有量 |
---|---|
エネルギー | 23 kcal |
水分 | 92.7 g |
たんぱく質 | 1.3 g |
脂質 | 0.2 g |
炭水化物 | 5.2 g |
無機質 | 含有量 |
---|---|
ナトリウム | 5 mg |
カリウム | 200 mg |
カルシウム | 43 mg |
マグネシウム | 14 mg |
リン | 27 mg |
鉄 | 0.3 mg |
亜鉛 | 0.2 mg |
銅 | 0.02 mg |
マンガン | 0.16 mg |
ヨウ素 | 0 μg |
ビタミン | 含有量 |
---|---|
ビタミンA βカロテン | 49 μg |
ビタミンB1 | 0.04 mg |
ビタミンB2 | 0.03 mg |
ビタミンB3 ナイアシン | 0.2 mg |
ビタミンB6 | 0.11 mg |
ビタミンC | 41 mg |
ビタミンE αトコフェノール | 0.1 mg |
ビタミンE γトコフェノール | 0 mg |
葉酸 | 78 μg |
パントテン酸 | 0.22 mg |