
きのこ類の健康効果に注目が集まっていますが、その中でも「まいたけ」は、高い効果が期待出来ると人気です。
まいたけを食べるとどんな効能がある?

まいたけの情報
まいたけは、日本原産のサルカノコシカケ科マイタケ属の菌茸です。
東北地方などに多く生える茸で、栗の木などの根元に生えています。
1970年後半頃に人口栽培に成功したので、今ではスーパーなどで簡単に手に入ります。
サルノコシカケ科の「きのこ」は薬効が高く、薬になったり薬膳料理などに使用される事が多いですが、普通に食用として食べられるのは「まいたけ」だけです。
栄養成分
まいたけの栄養成分についてですが、カリウム・亜鉛・ビタミンD・ナイアシン・食物繊維・アミノ酸などが豊富に含まれています。
βグルカントによる抗がん作用
きのこ類にはβグルカントいう多糖類が多く含まれており、体の免疫力を高めて、抗がん作用のある成分が含まれています。
きのこ類の中でも、まいたけから抽出したものはMD-フラクションと呼ばれ、効果が高いとして注目されています。
まいたけの様々な効能
その他にも、糖尿病や高コレステロール、高脂血症などの生活習慣病の改善や予防、ダイエットなどにも高い効果があります。
また、免疫力が上がる事で風邪を引きにくくなったり、治りを早める事も出来ます。
他にも、ナイアシンが他の野菜の約9倍も含まれていて、血圧を安定させ胃腸障害なども改善していく働きがあります。
さらには、食物繊維はごぼうの約2倍もあるので、血液中の悪玉コレステロールを体外へ排出するのを助けます。
効率よく栄養を摂るためには?
多くの健康効果が期待出来るまいたけですが、高い栄養成分を効率よく摂取するには、調理方法に気を付ける事が大切です。
水溶性の栄養成分は、水によって流れてしまうので、水洗いは避けます。
熱にも分解されやすいのであまり加熱しすぎない事と、煮汁にも栄養成分が溶け出しているので、
汁ごと一緒に食べるようにすると高い栄養成分を摂取できます。
まいたけの成分(100g当たり)
一般成分 | 含有量 |
---|---|
エネルギー | 15 kcal |
水分 | 92.7 g |
たんぱく質 | 2 g |
脂質 | 0.5 g |
炭水化物 | 4.4 g |
無機質 | 含有量 |
---|---|
ナトリウム | 0 mg |
カリウム | 230 mg |
カルシウム | 0 mg |
マグネシウム | 10 mg |
リン | 54 mg |
鉄 | 0.2 mg |
亜鉛 | 0.7 mg |
銅 | 0.22 mg |
マンガン | 0.04 mg |
ヨウ素 | 0 μg |
ビタミン | 含有量 |
---|---|
ビタミンA βカロテン | 0 μg |
ビタミンB1 | 0.09 mg |
ビタミンB2 | 0.19 mg |
ビタミンB3 ナイアシン | 5.0 mg |
ビタミンB6 | 0.06 mg |
ビタミンC | 0 mg |
ビタミンE αトコフェノール | 0 mg |
ビタミンE γトコフェノール | 0 mg |
葉酸 | 53 μg |
パントテン酸 | 0.56 mg |