
もやしは「もやしっ子」という表現をされるほど、栄養が無く役に立たない野菜だと思われていました。
また、もやしはマメ科の植物であり、種を水に浸しておいて発芽させたものです。
小さな豆からあれだけのものが育っているのだから、蓄えられていた栄養成分は使い果たされているのではと考えられていました。
しかし、豆の状態では持っていなかった栄養成分が、発芽してから作り出されるようなこともあって、最近の研究では、優れた栄養成分を持つ食品だということが分かってきています。
もやしを食べるとどんな効能がある?

発芽すると栄養成分が増加する
一般的にもやしと呼ばれているのものは、緑豆やブラックマッペと呼ばれるものです。
豆の状態ではビタミンCは含まれていないのですが、発芽するとビタミンCが作り出されるだけでなく、アミノ酸の含有量まで増加します。
普通野菜というのは手間隙かけて屋外で栽培されるものですが、季節を問わないばかりか暗所で栽培されるので、天候も関係なく栽培しやすい野菜です。
栽培しやすく1年中収穫できるので、いつでも美味しいものが低価格で食べられます。
このように栄養満点の野菜ですが、その栄養素の中でも他の野菜に比べて特に多く含まれているのは、ビタミンとミネラルです。
ビタミン類
ビタミンCは肝臓の働きを助ける効果があるので、お酒をよく飲むという方には効果的です。
また、ビタミンB2には脂肪の代謝を促すという効能があります。
運動をしていてもなかなか痩せないという人は、ビタミンB2を多く摂取することで、よりダイエット効果を高めることが出来ます。
カルシウムや食物繊維も含有
また、豊富に含まれるカルシウムも忘れてはいけません。
日本人はカルシウムが不足しがちになることが多く、カルシウムが不足すると骨粗鬆症などの原因ともなります。
もやしは食物繊維も豊富ですので、野菜不足で便秘しがちという人にもオススメ出来ます。
もやしをたくさん食べることでそういった病気を予防することが出来るのです。
もやしのレシピ
『鶏もも肉のざんぎ』シェフの故郷、北海道グルメ!
【材料】
鶏もも肉 200g
しょうゆ 大さじ1/2
酒 大さじ1/2
みりん 大さじ1/2
にんにく 1/2片
生姜 1片
片栗粉 10g
もやし 1/2袋
オリーブオイル 大さじ1
【手順】
- 鶏もも肉は一口大にカットする。にんにくと生姜はすりおろしておく。
- ボウルに鶏もも肉、にんにく、生姜、調味料、片栗粉を加えて混ぜ合わせておく。
- フライパンにオリーブオイルと(2)を入れて、皮面から焼いていく。焦げないように、ゆっくりを火を通す。
- 鶏肉に火が入ったら取り出し、もやしを炒める。(2)のボウルに残った汁も加えて炒める。
- 取り出した鶏肉をフライパンに戻し、全体を絡めるように炒める。
もやしの成分(100g当たり)
一般成分 | 含有量 |
---|---|
エネルギー | 37 kcal |
水分 | 92 g |
たんぱく質 | 3.7 g |
脂質 | 1.5 g |
炭水化物 | 2.3 g |
無機質 | 含有量 |
---|---|
ナトリウム | 3 mg |
カリウム | 160 mg |
カルシウム | 23 mg |
マグネシウム | 23 mg |
リン | 51 mg |
鉄 | 0.5 mg |
亜鉛 | 0.4 mg |
銅 | 0.12 mg |
マンガン | 0.3 mg |
ヨウ素 | 0 μg |
ビタミン | 含有量 |
---|---|
ビタミンA βカロテン | 0 μg |
ビタミンB1 | 0.09 mg |
ビタミンB2 | 0.07 mg |
ビタミンB3 ナイアシン | 0.4 mg |
ビタミンB6 | 0.08 mg |
ビタミンC | 5 mg |
ビタミンE αトコフェノール | 0.5 mg |
ビタミンE γトコフェノール | 1.6 mg |
葉酸 | 85 μg |
パントテン酸 | 0.36 mg |